ラミクタールと救急車と前駆症状について

てんかんは、神経疾患のひとつです。
日本には、約100万人のてんかん患者が存在すると考えられています。
てんかんは、脳の神経細胞の過剰な興奮により起こります。
てんかんは、子供から高齢者まで、幅広い年齢層で発症します。
最近は、高齢化社会の影響により、脳出血や脳梗塞などを伴う発作も増えています。
てんかんの検査で重要なのは脳波の検査で、頭に電極を付けて検査を行います。
MRI検査とCT検査では、脳腫瘍や脳挫傷などがないかを調べます。
血液検査や尿検査も大事な検査です。
てんかんの治療は、薬物による治療が中心となります。
通常は一種類の薬を使いますが、コントロールができない場合は、複数の薬で治療を行うケースもあります。
ほとんどの患者は、薬物治療で症状のコントロールができるのですが、複数の薬でもコントロールできない場合は、手術を行うこともあります。
手術では、脳の一部を切除します。
薬物治療では、血液中の薬物濃度をチェックして、患者に適した内服量を決めます。
てんかんは、適切な治療により、普通に生活を送ることが可能です。
ただ、睡眠が不足したり、強いストレスを感じたりすると、発作が起きやすくなるので注意が必要です。
てんかんは、発作の前に頭痛やめまいなどの前駆症状が起こることがあります。
てんかん患者がけいれんを起こすと、近くにいた人が救急車を呼ぶことがあります。
しかし、病院についた頃には、意識も回復して発作が治まっているケースも多いです。
ラミクタールは、てんかんの治療薬ですが、他の抗てんかん薬と併用して使われます。
双極性障害の治療にも使われますが、双極性障害の場合は、単独でも使われます。
持病やアレルギーがある人がラミクタールを服用する場合は、医師に相談してから服用した方がいいです。